2024.09.25お知らせ
【小中高生・思春期の方の婦人科診察について】
小中高生の皆さんで生理痛や生理不順にお悩みの方もいらっしゃると思います。婦人科を訪れる際、「内診」を心配される方も多いかもしれませんが、性交経験のない方に対しては基本的に内診は行いません。
医学的にどうしても必要と判断された場合には、しっかりとご説明し、同意を得たうえで実施しますが、無理に行うことはありません。
そのため、当院婦人科の問診表には、性交経験について記載する欄があります。
では、実際の診察はどのように行われるのでしょうか。
① 医師との問診
(保護者の方が同席される場合でも、一度お席を外していただき、ご本人と医師が直接お話しする時間を設けることがあります。)
② 経腹超音波検査(エコー)
性交経験がある方には、膣から行うことが多い超音波検査ですが、性交経験がない方の場合は、お腹の上から検査を行い、子宮や卵巣に異常がないか確認します。
当院では内診台を使用せず、ベッドの上で、恥骨の上からお臍の上あたりまで服を少し上げていただき、ゼリーをつけた超音波検査器具で診察します。
検査の際は、膀胱に尿がたまっているほうが子宮や卵巣がより見やすくなるため、1時間程度トイレを我慢していただくとより正確な検査が可能です。
お腹の上からのエコーでは子宮や卵巣の詳細が見えにくい場合や、より精密な検査が必要な場合には、「経直腸エコー」といって、肛門から超音波検査器具を挿入して調べる方法もあります。
どの検査が適しているかは、事前に医師と相談して決めることができますので、ご不明な点があれば、何でもお気軽にお尋ねください。
● 詳細については、婦人科までお問い合わせください。