外科
患者さん中心の姿勢を基本に、標準的な医療が安心して受けられる病院をめざします
当院の外科は消化器を中心に診療し、胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がんなどの消化器がんと、胆石、虫垂炎、鼠径ヘルニアなど良性疾患の手術を行っています。消化器疾患の手術や救急医療で豊富な経験を有する医師、スタッフが、「患者さんのためになる医療」を重視して診療をしています。手術に際しては、事前に十分にご説明した上で、個々の患者さんの状態によって腹腔鏡手術、開腹手術を適切に選択します。症例によっては当院で治療することだけにこだわりません。例えば、乳がんは当院で診断まで行い、手術は専門の施設に紹介することが多くなりました。自院の体制とともに他院との連携も強化して、患者さんが安心できる医療をめざします。
責任者
1991年岐阜大学医学部卒業。同大学医学部附属病院第二外科(現 腫瘍外科)に入局。岐阜県立岐阜病院、高山赤十字病院など岐阜県内の病院を経て、2006年総合犬山中央病院の外科に着任。現在は副院長と外科統括部長を兼務する。日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本救急医学会救急科専門医。「学閥がないため多様な価値観を持つ医師が刺激し合う、とても面白い職場」と同院の魅力を語る。
医療が急速に進歩する中、当科は新しい医療技術を導入するとともに、「患者さんのために、一番良い方法は何か」を常に心がけて診療にあたってきました。例えば、乳がんは、乳房温存やセンチネルリンパ節生検も考慮し、手術を施行しております。一方、消化器がんでは、体の負担が少ない腹腔鏡手術を含め、積極的に治療に取り組んでいます。ただ、患者さんの合併症が多く、全身状態が不良であったり、病状が進行したりしている場合などは、開腹手術のほうが適している場合も多く、患者さんの不利益にならないように適切な治療法を提案します。地域密着型の病院ですので、胆石や虫垂炎、鼠径ヘルニアなど一般的な良性疾患の患者さんも多く来院されます。やはり、苦しんでいた患者さんが、元気になって退院していく姿を見るのが外科の医師としての喜びです。大学病院のような先進的医療を行っているわけではありませんが、身近にある急性期病院として標準的な医療を安全に提供できるよう誠心誠意努めます。
スタッフ紹介
副院長兼外科統括部長 福井 貴巳
日本外科学会外科専門医、日本消化器外科学会消化器外科専門医、日本救急医学会救急科専門医、麻酔科標榜医、日本臨床外科学会評議員、臨床研修指導医、身体障害者福祉法指定医(肢体不自由、ぼうこう・直腸機能障害)
副部長 館 正仁
日本外科学会外科専門医、日本救急医学会救急科専門医、麻酔科標榜医、臨床研修指導医
医員 神品 壮史
日本外科学会外科専門医
※資格等についての問い合わせ:総合犬山中央病院 TEL:0568-62-8111