リハビリテーション科
家に帰りたいという患者と家族の思いに応える、充実のリハビリテーションを提供します
回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟を有する当院には、明るく広々としたリハビリコーナーがあり、多様なリハビリテーションを提供しています。脳梗塞や脳出血など脳血管障害の後遺症や、骨折などの整形外科疾患で歩行が難しくなった方をはじめ、循環器疾患や肺炎などさまざまな理由で障害を負った方が、自宅や施設に戻って生活できるよう訓練しています。日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医が在籍し、より高いレベルのリハビリテーションの提供に努めています。医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、栄養士、ソーシャルワーカーなどが協働するチーム医療で患者さんと家族を支えます。
責任者
2014年藤田医科大学医学部卒業。初期研修後、「障害が残った人の人生を応援できる」との思いからリハビリテーション科に進む。藤田医科大学病院、藤田医科大学七栗記念病院、藤田医科大学ばんたね病院、輝山会記念病院、刈谷豊田総合病院、国立長寿医療研究センターで研鑽を重ねた後、2021年4月に総合犬山中央病院のリハビリテーション科に着任。医学博士。日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医。
回復期リハビリテーション病棟では、主に脳卒中と整形外科疾患の患者さんに早期の生活復帰をめざすリハビリテーションを年間365日提供しています。リハビリテーションは、家庭や社会での生活を踏まえて実施します。患者さん本人と家族が何を願っているのか、その思いを大切にしてリハビリテーションの目標や内容を組み立てたいと考えています。具体的にはリハビリテーションによる機能改善の度合いだけでなく、これから先の活動や環境、利用できるサービスなども含めて、患者さん一人ひとりに合わせた個別性の高いリハビリテーション治療を実施します。また、ご家族の方へ介護方法の説明や介護保険サービスに関する相談など、多職種で連携し、在宅復帰に向けた包括的なサポートも行っています。今後は、嚥下障害の評価とリハビリテーションに注力する考えです。高齢者の誤嚥性肺炎を予防する訓練や、適切な食事の形態を考えるための検査を拡充していきます。当院の言語聴覚士、日本看護協会摂食・嚥下障害看護認定看護師と協力し、今後さらに多くの患者さんに実施していく方針です。
スタッフ紹介
医長 平岡 繁典
日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医
医員 杉本 智宏
日本整形外科学会整形外科専門医、日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医
非常勤医 宋 康旭
※資格等についての問い合わせ:総合犬山中央病院 TEL:0568-62-8111