診療科・部門紹介

看護部門

温かい心で患者さんとご家族に寄り添い、多職種によるチーム医療を追求します

当院の看護部には、外来38人、病棟220人、総勢258人の看護師が在籍し(2019年4月現在)、24時間体制で患者さんを見守り、ケアしています。看護師同士が「お互いさま」と助け合う風土が同部門の強みであり、これが看護師の定着と、質の高い看護を提供する基盤となっています。教育研修制度が充実し、新人から部門リーダーまで5段階の研修、個人のニーズに応じたキャリア開発プログラムが用意されていることも特徴といえるでしょう。看護師が患者さんを常に見守りながら、院内や地域の医療職をつなぐチーム医療の要となることを目標として掲げ、これからも温かい心で患者さんに寄り添い続けます。

チーム内でさまざまな意見が交わされるカンファレンス
チーム内でさまざまな意見が交わされるカンファレンス
患者さんとのコミュニケーションを大事にしています
患者さんとのコミュニケーションを大事にしています

責任者

看護師 可児 智子

看護部長代行(副部長) 可児 智子

日本看護協会 摂食・嚥下障害看護認定看護師

摂食・嚥下障害看護認定看護師とは、安全においしく「食べる」ことをサポートする看護師です。加齢や脳血管障害などの疾患や栄養障害などにより、食べて飲み込むことが困難になる方がみえます。窒息、誤嚥性肺炎、脱水、低栄養などの合併症を回避するために個々の摂食・嚥下機能や障害の程度を評価し、機能維持・向上のための口腔ケアの実施、食べやすい食事形態の検討や食事に適した姿勢の調整を栄養士やリハビリのセラピストと相談しながら、病棟スタッフとともに行っています。

スタッフ紹介

看護師 石原 弘美

看護師 石原 弘美

日本看護協会 感染管理認定看護師

すべての病院が院内感染対策を実施することが義務付けされており、各医療施設における感染対策に対する体制の整備・徹底が必須となっています。当院では2013年11月より感染対策課が設置され、感染管理認定看護師が専従スタッフとして活動しています。感染対策は、病院全体で取り組み、かつ組織横断的にかかわっていくことが必要です。患者さんやご家族をはじめ、医療従事者など病院に係る人たちを感染から守るという役割を担っており、感染症発生状況の監視、職員への感染予防教育、感染対策に関する相談などの活動を行っています。

看護師 倉本 真紀

看護師 倉本 真紀

日本看護協会 がん化学療法看護認定看護師

がん化学療法は、殺細胞性抗がん薬・分子標的治療薬・ホルモン療法薬・免疫チェックポイント阻害剤と新薬が次々に開発され、治療内容も多様化しています。抗がん薬治療は、入院から外来へと治療の場が移行し、患者さんは日常生活や社会生活を送りながら、治療を継続しています。がん化学療法看護認定看護師は、がん化学療法を受ける患者さんとその家族に寄り添い、患者さんがこれまでの生活スタイルを崩すことなく、その人らしい生活を送りながら治療が継続できるよう、主治医や薬剤師、栄養士、ソーシャルワーカーなどと連携を取りながら、看護をすることを心がけています。治療の選択で迷いや不安などがある方は、お気軽にご相談ください。

紹介医療機関の先生方へ

地域包括ケアシステムの構築が進む中、クリニックや介護施設などとの連携は不可欠です。当院では訪問看護ステーションの設立計画もあり、従来の病診・病病連携に加え、在宅医療での連携も強化されます。また、認知症を合併する患者さん増加に伴い、地域の関係者を招いた勉強会も実施し、極力、身体抑制をしない看護方針を推進しています。当院には、日本看護協会認定の感染管理認定看護師、がん化学療法看護認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、訪問看護認定看護師、摂食・嚥下障害看護認定看護師などが在籍しており、今後も各分野の熟練者を増やし、同時に広く看護の知識と実践スキルを持つジェネラリストを育成して看護の質を高めます。

※資格等についての問い合わせ:総合犬山中央病院 TEL:0568-62-8111