小児科
喘息発作から発達障害まで幅広く診療し、子どもの体と心をトータルに守ります
当院の小児科は、子どものあらゆる病気を外来で診療し、重症の場合や、症状が強くて食べられない、眠れないといった状態が続く場合は入院医療を提供し、地域の子どもたちの健康を守る役割を果たしてきました。部長の川口敬似子医師は、日本小児科学会小児科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本小児神経学会小児神経専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医の4つの資格を持ち、豊富な診療経験を有しています。「小児の病気は治るのも早いので、お子さんと親御さんが笑顔になるのを間近で見られて、とてもやりがいを感じます」と話す川口医師は、身体の病気だけでなく発達障害や心の問題にも詳しく、多くの保護者たちに頼られる存在です。
責任者
1983年秋田大学医学部卒業後、新潟大学医学部小児科学教室に入局。同大学大学院医歯学総合研究科修了。新潟で長く務めた後、2014年から総合犬山中央病院で勤務。大学院の研究で腎臓、大学病院の臨床で小児神経疾患、一般病院に移ってからはアレルギー疾患の研鑽を積み、日本小児科学会小児科専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本小児神経学会小児神経専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医の4つの資格を取得。
当科の入院患者さんで多いのは、風邪から喘息発作を起こしたお子さんや、熱や患部の痛み、胃腸症状などが強くて食べられない、眠れないといった状態が続くお子さんです。そんなとき、身近な病院に入院できるというのは安心につながるのではないでしょうか。外来ではさまざまな病気を診ますが、身体の病気だけでなく、他の子とうまくコミュニケーションが取れない、宿題になかなか取り組めないといった発達障害的な問題を抱えるお子さんが増えているように思います。発達障害の外来では、親御さんに日々の大変さを伺って、対応の仕方などをお話しするように心がけています。そうすると親御さんも納得し、落ち着かれる気がします。患者数が多いアレルギー疾患では、耳鼻科や皮膚科とも連携します。喘息に重症の鼻炎を合併している場合、アトピー性皮膚炎が悪化した場合などには、それぞれの担当医に意見を聞いたり、診てもらったりしますので、まずは当科を受診してください。また、予防接種は種類が増えてどれを受けようか迷われることもあるかと思います。公費で受けられる予防接種は生後2ヵ月から始まりますので、その前にご相談いただくと良いと思います。
スタッフ紹介
小児科部長 川口 敬以子
日本小児科学会小児科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医、日本小児神経学会小児神経専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、臨床研修指導医、身体障害者福祉法指定医(肢体不自由)
非常勤医 大塚 行子
日本小児科学会小児科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医
火・木・金曜日の外来を担当します。
※資格等についての問い合わせ:総合犬山中央病院 TEL:0568-62-8111